不動産購入の流れ
住みたい地域、住宅の種類、広さや間取りなどの希望条件を整理しておきましょう。マンションか、中古住宅か、建売住宅か、土地を購入して注文住宅か、これらの選択により借りられる融資金額や返済期間・各諸費用や税金なども変わります。全てを実現するのはなかなか難しいので、優先順位をつけてみるとよいでしょう。
インターネット検索や新聞折り込み広告、不動産会社からの紹介などから物件情報を集め、希望条件に合う物件を探します。 不動産会社に相談し、物件探しを依頼するのも良いでしょう。
気に入った物件が見つかったら、実際に現地を見学します。購入したい物件が見つかったら、周辺環境(病院・学校・公共施設・公園など)や交通事情(通勤時間・道路の交通量・最寄駅など)や生活環境(日当たり・騒音・治安など)などのポイントをしっかりチェックします。
購入希望の物件が決まったら、仲介業者に購入を申し込みます。その際、 購入申込書を提出します。これを受けて仲介業者は、代金の支払方法や物件の引渡し時期、付帯設備の確認など契約のための条件を調整します。そして条件が整ったら、重要事項説明を経て不動産売買契約を結びます。
住宅ローンは大きく分けると「公的ローン(公庫融資)」「民間ローン」「フラット35(公庫証券化ローン)」などに分けられます。公庫融資は固定金利で長期返済ができるという特徴がある反面、住宅に関して細かな条件が設けられており、条件などで利用できるローンが制限されるなどの点 も注意が必要です。民間融資は、変動型・固定期間選択型から選択できる金融機関が多いのですが勤続年数に条件があったりするので注意しましょう。
ローンが通ったら、既に支払った金額を差し引いた残り全ての代金の支払いをし、物件の引渡しを受けます。通常、残金決済と引渡しは同時に行われますので、諸費用等の残代金以外にかかる費用や持参する物などの確認もしておきましょう。所有権移転登記手続きについては司法書士に依頼して法務局での登記を行います。
新居が決まったらいよいよお引越し。 電気やガス、水道、電話、その他の住所変更の届出などをする必要があります。また、住宅ローン控除の申請などは、自動的に適用されるものではなく、初年度は自分で行わなければなりません。他にも、不動産を持っていると毎年、固定資産税や都市計画税がかかります。